2016年5月13日金曜日

わりとまじめにこの仕事について書いてみた。



この仕事について書いてみます。

あと数日後には、秋冬物の仕入れが待っています。

この時期は、頭の中を完全にクリアにしないといけません。
なぜかというと、
心に余裕がないと、いいバイイングができないから。

いま店の中はこうだとか、
売上がどうだとか、
今月は支払いがどうだとか、
スタッフがどうだとか、
新しい企画をとか、
完全にすべてを忘れないといけません。

 『すべてを忘れて純粋に商品と向き合うこと』

私は商品を見ながら、
あーだ、こーだ、どーだと言いながら
仕入れはしません。

商品を決める時はほんの一瞬です。

純粋に商品を見たときに、
新鮮!と思う感覚、
ワクワクする感覚、
何か気になる、ひっかかる感覚、
そして感動、
ただそれらだけを大切にしています。

この何かを感じる感覚がなくなった時、
商品がただのお金にしか見えなくなった時、
その時は私がこの仕事を辞める時だと思っております。

そして、自分が信じて仕入れてきた商品が
最高にいい状態に見えるように、
最高に美しく輝くように
店内で毎日、毎日、
自分ができる限りのいいディスプレイをします。

そしてデザイナーさんやメーカーさんの話を聞いて、
その熱いモノ作りへの思いをお客様に伝えていきます。

それが私の仕事だと思っております。

『ディスプレイ担当そして販売員』から
いま『バイヤー』に頭のスイッチを
少しずつ切り変えていっています。

『自分が信じた商品を最高のディスプレイで輝かせ
デザイナーさんの思いを伝えていくこと』

これからの時代は、人工知能やロボットにたくさんの仕事が
奪われると言われています。きっとそうなるでしょう。

そんなときやっぱり人は大好きな仕事をすべきですよね。
没頭して寝食を忘れてしまうぐらい情熱を傾けれることを。
自分の好きなことをとことん突き詰めて、
絶えず毎日ネットでもリアルでも発信を続けていくこと。
それがとても大事だとわたしは思うのです。

自分の子どもにもそんな仕事をして欲しいな。

これからの未来なんて誰にもどうなるかなんて予想はつかないけれども、
好きなことへの情熱や楽しいと思う遊び感覚が
これからは、自然と仕事に繋がっていくのでしょうね。

なんとなくそんなことを肌感覚で感じながら。

わたしは毎日この好きなことを追求しながら、
発信を続けていきます。
                      isseiwakaki


*展示会前は楽しみだけど、どうやらナーバスなようです。。(苦笑)